観客から見て右側が上手、左側が下手だが・・
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超えのビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
今日は山梨県南アルプス商工会様で講演会。テーマは「経営者やリーダを大きく変える話し方3つの法則」。
今日も張り切って登壇します。
さて、今日は「人生を大きく変える上手(かみて)と下手(しもて)」という話。
舞台、ステージというのは観客から見て右側を上手(かみて)、左側を下手(しもて)と呼びます。
商談、交渉、接客、プレゼンも相手から見て右側が上手、左側が下手になります。
たとえばプレゼンで自社の新商品と競合の商品をクライアントに見せる時には自社の商品を相手から見て右側において説明をした方が良いでしょうか?
それとも左側に置いた方が良いでしょうか?
実は心理学的にはこれはとても重要なことなのですが、意外に知らない人が多いのです。
ちなみに私のように人前で話すことを仕事にしているプロは制約が無い場合には、下手から登場し、話の最後は上手側で締めるのが基本となっています。
それはなぜか?
左右には未来方向と過去方向がある
プレゼンで自社の新商品と競合の商品をクライアントに見せる時には自社の商品を相手から見て右側におくべきか左側に置くべきか?
原則として相手から見て右側に自社商品、左側に競合の商品を置きます。
その理由は右利きの人にとっては右方向が未来、新しさとイメージが結びついているからです。左方向が過去、古さとイメージが結びついています。
世界中の人口のうちの右利きと左利きの割合は9:1だと言われていますから、多くの人にとって右方向は未来、新しさというイメージがあります。
つまりお客も無意識に上手側が未来、新しさという印象を持っているのです。そして、下手側には過去、古さという印象を持っています。
さらに人は上方向に対してプラスイメージがあり、下方向にマイナスイメージを持っています。
「運気上昇」「昇進」「成績が上がる」というのは上方向です。「運気が下がる「降格」「ボーナスダウン」は下方向ですね。
だから、プレゼンでは自社商品を相手の右方向で高く掲げながら説明し、競合商品は相手の左方向で自社商品よりも低い位置で掲げながら違いを説明する、とノンバーバール・コミュニケーション(言葉以外のコミュニケーション)としては完璧です。
ぜひ、あなたも商談、交渉、接客、プレゼンにおいては上手(かみて)、下手(しもて)を上手に活用してください。
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いつも拝見しています、いだぴょんと申します。
毎回思うのですが、読む方はありがたいですが、いいのだろうか、こんなに様々な技を惜しげもなく書かれて、と思いながら読んでいます。
“原則として相手から見て右側に自社商品、左側に競合の商品を置きます。”
と書かれています。一方で
“プレゼンでは自社商品を相手の右方向で高く掲げながら説明し、
競合商品は相手の右方向で自社商品よりも低い位置で掲げながら“
と書かれています。
”上方向に対してプラスイメージがあり、下方向にマイナスイメージを持っています。”
と書かれているので、自社商品を高く、競合商品を低い位置、というのは分かります。
プレゼン時は自社も競合商品も両方右側に置くのでしょうか?
いだぴょんさん、こんにちは!いつもお読み頂きありがとうございます。そしてスミマセン!!「“プレゼンでは自社商品を相手の右方向で高く掲げながら説明し、競合商品は相手の左方向で自社商品よりも低い位置で掲げながら“」が正しい表記になります。基本は相手の目線(右利きの人の場合)からみて右側に自社商品となります。