彼女が毎日欠かさずに行っていたこととは?
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超えのビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
以前、関西の講演会場で大手保険会社の外交員をしていた女性と会いました。
彼女は23歳の時にトップセールスレディになった経験があります。
私は彼女に訊きました。
「あなたは23歳では保険の知識も少なかったはずです。あなたと他の人の違いはなんですか?あなたは何をしてお客様の心をつかんだのですか?」
ところが彼女は
「他の人と同じです。変わったことはしていません」
と答えました。
講演後、彼女が私のところに来てこう言いました。
「そう言えばひとつだけ欠かさずに行っていたことがあります」
「それは何?」
「アメちゃんです」
関西の女性は外出時に飴を持ち歩いて人に配るという話をよく聞きますが、彼女もお客様のところにアメを持参したというのです。
私が
「いやいや!アメちゃんでトップにはなれないよ」
と言っても彼女は他には何もやっていないと言います。
そこでさらに訊きました。
「ちなみにどれくらい持って行ったの?」
すると彼女が言いました。
「毎朝です」
「それだけ?」
「夜も行きました」
「夜も行ったの?」
「はい、毎日朝晩とお客様さんのとこへいってアメちゃんを置いてきました」
私が訊きます。
「どれくらいの期間?」
「2年です」
そう、彼女はお客様の元へ毎日朝晩、朝晩、朝晩、朝晩、朝晩、朝晩・・・欠かさず2年間通ってアメちゃんを届けたというのです。
しかも彼女は朝晩のアメちゃんに必ずひと言メッセージを書いて一緒に届けたのだそうです。
間違いなく彼女は正真正銘のトップセールスレディです。
最近は、この彼女のことを講演会で話します。先日、数多くの支店を持つ運送会社の社長が教えてくれました。
「今日のセールスレディの話ですが、自分の昔のことを思い出しました。私はお客様が一軒もない時から、地元の会社やお店に用事もないのに毎日毎日顔をだしていました。毎日くるな!と言われたけれど、それでも毎日行きました。そして少しずつ取引してくれる会社が増えていったのです」
人は会えば会うほど相手に好意と親しみを持ちます。
これを心理学で単純接触効果と言います。独立した当初はお客様の数も少ないのですがマメに足を運び、顔を見せることです。徐々に取引先が増えていきます。
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