ブログ

人前で話すと緊張して声が震えるのを克服する方法

人前で話すと緊張して震える(声や手や身体)を克服する

■人前での緊張の震え克服にはロングトーン

緊張しがちな人は息が短いのが特徴です。これを防ぐには声を長く伸ばす発声練習を行います。
たとえば
「あ~~~~」
っと言いながら、それを20秒ほど伸ばして発声を行います。

これをロングトーンの練習と言います。
小さな声でも良いのでこの練習を行っていると声の震えがなくなります。

またロングトーンの練習をするときには10m~20m先の方へ声を届ける意識をもってください。
この発声法が習慣になれば人前にでて話すときも声の震えが出にくくなります。

 

■人前での緊張の震え克服には視線を上げる

緊張するタイプの人は視線が下がりがちです。
視線が下がると首が下がり、その結果としてのどを圧迫して力が入った状態になります。
だから余計に声が震えやすくなります。

人前で話す直前には「斜め前方を見上げで息を吐く」ようにします。
この時に口をすぼめて頬をふくらませてから「ふーっ」っとゆっくり息を吐きます。
この時に少しリラックスを感じるはずです。そして首周りの緊張もゆるんでいることに気がつきます。

首周りの力を抜いて、さらに息を吐くという行為によって、自律神経のうち交感神経の働きが弱まり、副交感神経の働きが強くなるためです。

その状態をイメージしてマイクの前に立ってください。
そして、視線を斜め20度くらい上を見上げる意識で話をします。

声の震えが気にならないはずです。

 

■人前での緊張の震え克服には短文で話す

声が震えるタイプの人は一文を短くしましょう。

一文が次のように長いと余計に声が震えます。
「只今、司会の方からご紹介頂きました山田と申しますが、新郎の一樹さんとは中学高校と一緒でしたが卒業後もずっと友だちづきあいをしていおり、偶然会社も近いので今でも仕事の帰りに一緒に飲みに行くのですが、だいたい、その時は・・・・」

このような長文ではなく声が震える前に短文でパンパン!とスピーチを切るほうが良いです。
「只今、ご紹介頂きました山田です。
新郎の一樹さんとは中学高校と一緒でした。
偶然、会社も近くです。
だから、今でも仕事の帰りに一緒に飲みに行きます。」

このようにワンフレーズを短く話すことを心掛けると震えが気にならなくなります。

 

■人前での緊張の震え克服には最初に視線を外す

人前で緊張するタイプの人は聞き手の視線を外しましょう。
具体的には会議、プレゼン、講演の最初の部分、序盤部分で
「お手元の資料の○ページをご覧下さい。」
「レジメの○ページを開いてください。」
といったように相手に資料を見てもらうように話の構成を考えると聞き手の視線を外すことができます。

アガリ症の人や緊張の人は「大勢の人の視線」を感じるから余計に緊張します。
そのため、会議、プレゼン、講演の前半部分で、意図的にこの「大勢の人の視線」を私から外すようにしておきます。

あがり症の人は
「お手元の資料の○ページをご覧下さい。」
「レジメの○ページを開いてください。」
と言いながら、自分に向けられていた「大勢の人の視線」を資料に向かわせて、しばらく資料に書かれているデータや今日の話の概略、自分のプロフィールなどを説明します。

こうして聞き手の視線を外しながら、話を進めている間に自分の緊張感が和らいでいきます。

披露宴などでは「お手元の資料の○ページをご覧下さい。」とは言えないので「新郎の顔をご覧頂くと分かりますが・・・」「あちらに新婦のお母様がいらっしゃいますが、私はお母様に学生の頃とてもお世話になったことがあり・・・」といったような話を入れて、聞き手の視線を自分から外すようにしても良いでしょう。

 

■人前での緊張の震え克服にはツボを押す

人前で話す時に緊張感を感じたら話しながらでも良いのでリラックスするための手のひらのツボを押します。
話す直前にテーブルの下でツボを押してもOKです。

次の3つのツボは全てリラックス効果があります。

 

「労宮」(ろうきゅう)
手のひらのほぼ真ん中です。手を開いてから薬指を軽く曲げてみましょう。薬指の先がつく所です。このツボを5秒くらいゆっくりと押したり、ゆっくりと離したりします。5回~10回程度。

「神門」(しんもん)
手首の横じわの小指側のクボミです。手首の骨と筋との間にある少しへこんだ所です。ここを親指で円を描くように指圧します。

「内関」(ないかん)
手首の横じわから、指3本目辺りの腕の中央です。ここを親指で強く押すと、動悸の安定に効果があります。

 

■人前での緊張の震え克服にはツボを押す

人前に立って話す時に自分の手で握っているマイクが眼の前で震えていると、余計に緊張して声も身体も震えてしまいます。人前で話す時に緊張感を感じて声が震えるタイプの人はマイクはアゴにつけて話ましょう。

マイクは軽くアゴにつけて話すと震えません。自分の目の前で自分の握っているマイクが震えていないと、その情報を手がかりに
「今日は、自分は落ち着いている。」
と理解できるようになって落ち着きます。

話していて緊張感が取れてきてからマイクをあごから離して握るようにします。

 

Follow me!

Pocket

The following two tabs change content below.

米国NLP協会認定ビジネスコーチ 酒井とし夫

■累計講演回数が1,000回を超えるビジネス心理学講演会講師の第一人者。 ■書籍は「心理マーケティング100の法則」「売れる営業のルール」「小さくはじめる起業の教科書」「人生が大きく変わる話し方100の法則」「どん底からの大逆転」「売上が3倍上がる!販促のコツ48」「売れるキャッチコピーがスラスラ書ける本」「広告宣伝心理術」他多数。(「心理マーケティング100の法則」は韓国、台湾、モンゴルでも翻訳出版されている) ■保有資格はランチェスター経営認定講師、米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター、米国NLP心理学協会認定プラクティショナー、米国NLP心理学協会認定コーチ、GCS認定コーチングコーチ、コミュニケーション心理学マスターなど多数。 ■講演実績はパナソニック、富士通、ファンケル、山崎製パン、ENEOS、NEC、三井住友海上火災保険、東芝ソリューション、シャープ、キャタピラージャパン、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、仙台銀行、第四銀行、新潟県庁、横浜市経済局、日本全国の商工会議所、商工会、連合会、YEG、JC、JCIをはじめとする企業、行政団体、金融機関等で多数。講演依頼も随時受付中。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
PAGE TOP