相手が自分の話を聞いていない、と感じたことはないでしょうか?
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超えのビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
今日は予約配信です。
昨日はNTTユーザー協会愛知支部様で講演会。
このブログ記事が投稿される頃は友人と名古屋モーニングを楽しんでいるはずです。
さて、今日は最短0.017秒というお話。
あなたは話している相手が自分の話を聞いていない、と感じたことはないでしょうか?
相手はうなづいたり、「なるほど」と言ってくれますが、この人は本気で私の話を聞いていないと思ったことがあるはずです。
それは人は最短で0.017秒で相手の表情を読み取るからです。

私たちは話を聞きながら頭の中で他のことを考えていても相手には分からないと思っています。
でも、あなたが集中していないことに相手は気がつきます。
あなたの意識が他に向いていることを相手は無意識で感じ取ります。
このような態度を繰り返しているとあなたは信用と信頼を無くします。
指導者、リーダー、上司として尊敬されることがなくなります。
しかし、実際には「今」に集中することはとても難しいことです。
それは人の脳が常に新しい刺激に注意を払うように配線されているから。
原始的な脳は新しい刺激や異物、異臭、異常に反応するようにできているのです。そのため私たちの祖先は素早くそれらを感知してリスクを避けて生き延びることができました。
さらに現代は日常生活の中で刺激、情報がどんどん流れ込んでくるのでなおさら「今」に集中することは難しくなっています。
そのため相手の話を聞きながら視線が相手から外れたり、意識が他に向かったり、注意力が散漫になりがちです。
では、どうすれば「今」に集中できるのか?
方法論としてはいったん意識できるところに視線を置くことです。
具体的には自分の注意力が散漫になってきたことに気が付いたら、指先などに一度視線と意識を置きます。
その後で相手や今にその意識を向けます。
イチロー選手が一度視線をセンター方向へ置いてから、ピッチャーに集中するのと同じです。
いわゆるカリスマと呼ばれる人を調べた結果からも、その特徴のひとつは「今」に集中できることが大きな要素になっています。
このように一度、意識を自分のコントロール下に置いてから集中すると、相手から信頼され、より大きな影響力を持ち、強い印象を残すことができるようになります。
あなたの意識が集中していないことを人は0.017秒で感知します。
集中していない自分に気が付いたら視線と意識をいったん指先に。



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