かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超のビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」
刻石流水ですね。
私も言葉としては知っていますがつい
「あんなに良くしてやったのに・・」
「あれほど目をかけてやったのに・・」
と思うこともしばしばあります。
また商売をしていても同じです。
「あんなにサービスをしてやったのに・・」
「あれほど何度も相談に乗ってやったのに・・」
とお客様にどんなに良くサービスをしても売り上げにつながらないと不平不満を言いがちです。
人間のできていない私もよくそう思うことがあります。
そんな時、商売の先達はどう考えていたのでしょうか。
松下幸之助氏の真のサービスとは?
今年2月にパナソニックコンシューマ・マーケティングLE中部社様で講演を行いました。
本社の入り口を入ってすぐ右手に「真のサービス」という松下幸之助氏の言葉が額に入れて掲げられていました。
説明するまでもなく松下幸之助氏は現パナソニック、旧松下電機産業の創業者ですね。
その言葉にはこう書かれていました。
「真のサービス
商売にはサービスがつきものである。
サービスをともなわぬ商売は、もはや商売ではない。
その意味においては、サービスは商売人にとっての一つの義務とも言える。
しかし、これを単なる義務としてのみ受け取り、仕方なしにやむを得ずやっているとしたら、これほど疲れることはない。
こちらが疲れるだけでなく、お客にもその”仕方なさ”が自然に通ってしまう。
サービスは相手を喜ばせるものであり、そしてまたこちらにも喜びが生まれてこなければならないものである。
喜び喜ばれる姿のなかにこそ真のサービスがあると言えよう。」

サービスをともなわぬ商売は、もはや商売ではない、と言い切る松下幸之助氏のこの言葉に私は強い衝撃を受けました。
売上を上げることがサービスの目的と考えた場合、サービスが売上につながらないとつい
「あんなに良くしてやったのに・・」
「あれほど目をかけてやったのに・・」
と考えてしまいがちです。これだと人生で
「あんなに良くしてやったのに・・あれほど目をかけてやったのに・・あいつは恩も返さない奴だ」
と考えるのと同じでかけた情けを石に刻んでいることになります。
そのような生き方だと人が離れるのと同じで商売でも周りからどんどん人がいなくなるのかもしれません。
サービスは相手を喜ばせるものであり、そしてまたこちらにも喜びが生まれてこなければならないものである。
喜び喜ばれる姿のなかにこそ真のサービスがある。
商売も人生も結局人が集まるのは【刻石流水】な生き方なのかもしれません。






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