きっと二人は薬を飲みながら死ぬまでラーメンを作るのだ。
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超えのビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
ここ数週間、講演出張が続きました。
9/27は新潟商工会議所様からお声がけを頂き、新潟最大の商業見本市「にいがたBI Z EXPO」の特別講演会に登壇しましたが、開演が午前中からだったので前泊しました。
夜、ホテルから出て食事をしようと近隣を歩いたのですが、食事できるところが見当たりません。
ふらふらと歩いていたら「古びたラーメン屋」を見つけました。
もろ昭和チックなラーメン屋です。
もっと厳密に言えば昭和初期風のかなり古びた年代物のラーメン屋でした。
「うーん、大丈夫か?このお店は・・・」
と心配になるくらい古びたラーメン屋。
しかし、食事ができるところが他に見当たりません。
意を決して、私はお店のドアを開けました。
「いらっしゃい」
とカウンターの中から出迎えてくれたのは 80代と思われる店主。
「うーん、大丈夫か?このお店は・・・」
と再び心配になる私。
カウンターに座る。
座ってみると思いのほか店内が明るい。白壁は古いけれどとても綺麗です。
床の油滑りもしません。
真っ白なカウンターはとても綺麗でマメに丁寧に拭かれていることが分かります。油のベトベトした感じは一切ありません。
「ビールと餃子をお願いします」
と私。
「はい、ビールね」
と店主がカウンター越しに渡した瓶ビールをコップに注いで飲む。
めっちゃ冷え具合がいい。
「うまっ!」
と私。
しばらくして餃子が出てきたが、 これがまた旨い。
その後、ラーメンを注文。
出てきたラーメンのスープの透明感が美しい。
透き通ってキラキラしています。
見た目ですでに分かるけれど、そのスープがまぢ旨い。
面は細麺でつるつる。そして天晴れな湯で加減。
しばらくすると店主より年上と思われる従業員が登場。
レジ脇から薬の束を取り出して飲んでいます。
私の想像だけれどおそらくこの二人が中心となって40~50年にわたって、このお店を切り盛りしてきたではないかな。
その間に世の流行はどんどん変わり、ラーメンも「塩」「醤油」「味噌」「豚骨」「魚介豚骨系」「魚介豚骨醤油系」「濃厚魚介系」「つけ麺」「油そば」 etcと変化して、そのたびに新店がオープンしては潰れ、オープンしては潰れていったはず。
その中で人通りも少ない路地裏で店を掃除して、カウンターを拭いて、仕込みをして、スープを作り、麺をほぐして、ビールを冷やして・・・それを40~50年にわたって続けているだと思う。
きっと二人は薬を飲みながら死ぬまでラーメンを作るのだ。
お世辞じゃなくてビールも餃子もラーメンも本当に美味しかった。
常連と思われるお客が次々に店にやってきた。
私はラーメンをすすりながらこう思いました。
「やっぱり商売人っていいな」
生涯愚直。
PS.
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