緊張症とアガリ症対策!あがりや緊張を克服する法
アガリや緊張症克服法
今日はアガリ症や緊張過剰の乗り越え方について書こうと思います。
「人前に出ると緊張してアガるんです・・・。」
と言う人は結構多い。
アサヒビールホールディングス青山ハッピー研究所の調査によると
「日本人の10人中8人は緊張しやすいタイプ」
ということが分かっています。
私も数年前まで極度の緊張症だったのでそのツラさは良く分かります。でも、実は緊張しないとパフォーマンスは下がります。
このことは心理学者のロバート・ヤーキーズとジョン・ドットソンの実験から証明されています。
だから、スポーツ選手がよくこう言うのです。
「緊張とプレッシャーを上手く力に変えることができました!」
そう、確かに緊張やプレッシャーは結果を出すためのバネ、エネルギーになります。問題なのはその緊張が度を超すと頭の処理能力が追い付かずオーバーフローしてしまう・・・いわゆる頭が真っ白になってしまうこと。
緊張やアガリを上手くコントロールできる条件付けが大事
緊張やアガリは適度に有って、それを上手くコントロールしている状態が大切です。
そのために既に先人が探してくれているいくつかの方法があります。
よくあるのが
「手のひらに人と言う字を書いて飲み込む」
というもの。
しかし、経験者は分かると思うけどこれはあまり効かない。
「手のひらに人と言う字を書いて飲み込む」という動作を効果のあるものにするためには普段から次のようなことを繰り返している場合だけです。
(1)深呼吸をしたり、お風呂に入る、あるいは好きな音楽を聞くなどして自分なりにリラックスした状態を作る。
(2)その状態で手のひらに人と言う字を書いて飲み込む。
これを繰り返すと手のひらに人と言う字を書いて飲み込むという動作とリラックスした状態が結びつきます。
その条件づけができていれば人前に出て「手のひらに人と言う字を書いて飲み込む」という動作は機能します。
これは心理学のアンカリングというスキルになります。
緊張やアガリ症の人は視線を上げるべし
視線の使い方だけでも緊張感をコントロールすることは可能です。
アガリ症な人は大勢の前に立つと視線が下を向いてしまったり、天井を見上げてしまうことが多いのですがこれはNGです。
想像して欲しいのだけれどあなたは採用試験の面接する側と面接される側ではどちらが緊張すると思いますか?
そう、当たり前だけど面接される側の方が緊張します。
それは「観察される側」だから。
「観察する側」はそれほど緊張しない。
つまり、あなたも大勢の人前に立った時には「観察される側」ではなく「観察する側」に立たねばならないのです。
人が緊張しすぎるときは得てして心が「自分」に向いています。
「自分はみんなからどう見られているのだろう」という自意識過剰な状態。
ところが意識的に「観察する側」になると、それは心の軸が「自分」ではなく「相手」に移り、強い自意識が外れます。その結果、緊張感が過度にならないで済むのです。
こういったスキルはまだまだたくさんある。その中から自分に合ったものを2つ、3つ知るだけで緊張やアガリはかなり上手くコントロールできるようになります。
緊張やアガリ症を克服して人前で堂々と話す
先週の日曜日も都内で「人前で堂々と話すセミナー」を開催しましたが、参加頂いたMさんからは次のようなメッセージをフェイスブックで頂きました。
『酒井先生、先日のセミナー、ホントにありがとうございました。セミナーの前と後の私、明らかに違いますね!自信のある言葉が私の口から出るようになりました。不安が頭を過ぎりそうになっても、視線を上に向けた状態をつくるのとで、前向きな思考に変わります。自分のするべき事に気が付き、行動が明確になり、目標に向かって進み始めました。引っ込み思案な私もこれで明日から自信をもって話が出来ます!』
そう、ほんの少しの意識の差と身体の使い方でアガリや緊張はコントロールできます。
しかしあがりは虫歯と同じで放っておいても自然には治らないのも事実です。
→緊張やアガリ症を克服して人前で堂々と話しをしたい方はこちらもご覧ください。
投稿者プロフィール
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■累計講演回数が1,000回を超えるビジネス心理学講演会講師の第一人者。
■書籍は「心理マーケティング100の法則」「売れる営業のルール」「小さくはじめる起業の教科書」「人生が大きく変わる話し方100の法則」「どん底からの大逆転」「売上が3倍上がる!販促のコツ48」「売れるキャッチコピーがスラスラ書ける本」「広告宣伝心理術」他多数。(「心理マーケティング100の法則」は韓国、台湾、モンゴルでも翻訳出版されている)
■保有資格はランチェスター経営認定講師、米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター、米国NLP心理学協会認定プラクティショナー、米国NLP心理学協会認定コーチ、GCS認定コーチングコーチ、コミュニケーション心理学マスターなど多数。
■講演実績はパナソニック、富士通、ファンケル、山崎製パン、ENEOS、NEC、三井住友海上火災保険、東芝ソリューション、シャープ、キャタピラージャパン、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、仙台銀行、第四銀行、新潟県庁、横浜市経済局、日本全国の商工会議所、商工会、連合会、YEG、JC、JCIをはじめとする企業、行政団体、金融機関等で多数。講演依頼も随時受付中。
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