初対面でも会話に困らない質問話法
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超えのビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
明日は仙台で東北未来塾研修会です。今回で第5回目となります。テーマは「コーチング・コミュニケーション」。行ってきます!
さて、今日はその「コーチング3つの質問スキル」についてお話をしましょう。
このスキルを知っていると初対面の相手とでも上手にコミュニケーションを取ることができるようになります。
私は講演先で初対面の人に多く会います。
初対面でも会話には困りません。
なぜなら「コーチング3つの質問スキル」を知っているからです。
1つ目の質問スキルは「ほかには?」 です。
「ほかには?」という質問を「チャンクラテラル」と言います。
会話の中でこの質問を行うと相手の思考を水平方向(ラテラル)に広げることができ、情報をどんどん引き出すことができます。
具体的な使い方は・・・
コーチング3つの質問スキル とは?
「コーチング3つの質問スキル」とは下記の3つです。
(1)「ほかには?」
(2)「具体的には?」
(3)「何のために?」
「ほかには?」という質問は「チャンクラテラル」と言います。
会話の中でこの質問を行うと相手の思考を水平方向(ラテラル)に広げることができ、情報をどんどん引き出すことができます。
「具体的には?」という質問を「チャンクダウン」と言います。
これは相手の思考を掘り下げ、詳細や事実を聞き出したい時に使います。
「何のために?」という質問は「チャンクアップ」です。
相手の思考の抽象度合いを引き上げ、相手が自分でも気がついていない無意識の考えを引き出す時に使います。
例えば、私が講演先で初対面の人と話をすると次のようになります。
(私)「せっかくの機会なので御社の業界の現状について少し教えていただけますか?」
(相手)「ウチの業界は……です。」
(私)「なるほど!ほかにはどんな特徴がありますか?」 (チャンクラテラル)
(相手)「そうですね。最近では……ということも課題です。」
(私)「それは知らなかった!具体的には?」(チャンクダウン)
(相手)「例えば……ということであったり、……です。」
(私)「へ~っ、そうだったのですね。それは何のために行っているのですか?」(チャンクアップ)
(相手)「それは……を実現するためです。」
(私)「そういうことだったのですか。勉強になります。ほかにはどんなことがありますか?」(チャンクラテラル)
といったように私はその業界のことを何も知らなくても「ほかには?」「具体的には?」「何のために?」という3つの質問で、ほぼどんな人からでも情報を引き出すことができるのです。
その話を私が興味を持って傾聴するとさらに相手は興が乗ってきてどんどん話をしてくれます。
すると私は短時間でその業界の現状や課題、展望といったことを理解することができ、次にその業界の人と会った時にはさらに深く話ができるようになります。
ぜひ、あなたもこの「コーチング3つの質問スキル」を上手に使って、たとえ初対面の人とであっても良好なコミュニケーションを取ってビジネスに生かしてください。



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