大企業は快適追及型ビジネス。では中小個人企業は?
絶好調!累計講演依頼回数1,000本超えのビジネス心理学講師・酒井とし夫です。
時価総額が3千億円を超える一部上場企業(株)ファンケルで講演を行った時のこと。
社名はFINE CHEMICALを組み合わせて作られたものですが、生活者が日ごろ不安に感じていること、不満や不快、不便に思っていることを取り除く、つまり不安を蹴る=ふあんける=ファンケルという意味でもあると教えて頂きました。

商売には快適追求型と悩み・不安解消型の2つがありますが、小規模な起業家や中小企業が成功しやすいのはこの悩み・不安解消型の商品やサービスを手掛けることです。
大企業のビジネスは快適追求型ビジネスです。幸せな家庭、豊かな時間、自己実現の喜び、充実した人生といったものを提供するビジネスです。
代表例は住宅、自動車、衣料品、食料品、飲料、医療、化粧品関連ビジネスです。
この「快適追求型ビジネス」は対象となるマーケットの規模が大きく、大手企業にとっては魅力的なマーケットとなります。
中小個人企業は悩み不安解消ビジネス
一方、「悩み・不安解消型ビジネス」は中小個人企業向きで、人間が抱える「悩み」に焦点を当てます。
古今東西普遍的な人間の悩みを調べて、それに対する解決策を商品やサービスとして提供するということ。
代表例はダイエット、育毛、性、病気、事故、お金、ストレス等に関わるビジネスです。
太りすぎで異性に持てないと悩んでいたり、健康上の理由からダイエットの必要に迫られている人に対して、ダイエット食品を提供したり、毛髪の薄さに悩んでいる人に対して育毛剤を提供したり、ストレスに悩む方をカウンセリングしてストレスを軽減するようなビジネスです。
これらは悩みを具体的に明確にすればするほどマーケット規模は小さくなります。
そしてマーケットが表に現れにくく、イメージも良くないために大手企業は参入しにくいカテゴリとなっています。
このマーケットでのビジネスは悩んでいる本人にとってはその解決策というのは「どうしても、何が何でも手に入れたい商品やサービス」であるために、価格設定に弾力性があり利幅が大きくなるという特徴があります。
また、悩みというのは古今東西いくらでも、いくつでも見つけることができるために、ネタが尽きることがありません。
さらに悩みは創出する必要がありません。悩みは常に人間がいる限り常に存在しています。そのため商品を理解してもらうためのコストや需要の創造のためのコスト、啓蒙・教育のコストがかからないビジネス分野であるといえます。
ある有名な起業家のホームページに行くとトップページには「髪の悩み」「性の悩み」「肌の悩み」「体重の悩み」「口臭の悩み」「眠れない悩み」「頭痛の悩み」「他の悩み」という分類分けがなされており、それぞれの悩みを解決する商品が売られています。
その起業家の経営セミナーに参加したことがありますが、彼女は「不平不満はビジネスの種」と断言していました。
また、高額納税者として有名な斉藤一人さんで有名な「まるかん」の商品も「痩せたい。」「シワを取りたい。」「腰・ひざの痛みを解消したい。」「健康になりたい。」といった悩み解決型の商品を多く扱っていることが分かります。
思いつくままに挙げても・・・
健康の悩み、仕事の悩み、ダイエットの悩み、人間関係の悩み、身体や精神の障害の悩み、投資の悩み、語学の悩み、話し方の悩み、お金の悩み、人生の悩み、髪の悩み、勉強、進学、受験の悩み、就職の悩み、異性の悩み、性の悩み、不眠の悩み、家族の悩み、ペットの悩み、口臭の悩み、料理の悩み、事故の悩み、借金の悩み、ストレスの悩み、肩こりの悩み、腰痛の悩み、頭痛の悩み、ひざの悩み、税金の悩み、結婚の悩み、離婚の悩み、子育ての悩み、介護の悩み、容姿の悩み、にきびの悩みetc
と、いうように人間の悩みには際限がありません。
あなたにこれらの悩みに対する商品やサービスや知識があれば、それはビジネスとして成立する可能性が高くなります。



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